3月30日と6月22日に催行しました「第1回奥の院めぐり」の続編です。徳島県の残りの四国霊場奥の院を巡ります。
奥の院は、「本堂よりも奥にあり、秘仏や開山祖師の像などが安置されているところ」と言われていますが、札所の起源を示したり、ゆかりの深い場所でもあります。奥の院を巡るということは、昔の遍路の足跡を辿ることで、四国霊場の世界を深く知ることにもなります。
一口に「奥の院」と言っても、その寺社の内容はさまざまです。
八十八カ所の遍路道沿いや境内にあり、行き易いところもあれば、奥深い山の中にあり、しっかり歩かなくては行けないところもあります。またお寺によっては、本寺よりも立派なところもあれば、無住で廃屋寸前と思われるようなところもあります。奥の院は、それぞれが実に個性豊かで、バラエティに富んでいるのです。なお、奥の院は八十八カ寺全てにあるわけではありません。
奥の院巡りは、「八十八カ寺を全て周った後に行くイメージがありますが、八十八カ寺とは別の趣きの、個性豊かな寺院ばかりなので、奥の院から遍路を始めてもいい」(野田実峰先達)と言われます。ウォークの行程もあるので、若い方にもぜひご興味を持っていただきたいコースです。
今回も、徳島市在住の野田実峰先達が同行。添乗員も付きますので、しっかりサポートいたします。大型バスでは行けない、少人数のプライベートツアーとなります。
<主な訪問先> ①18番奥の院・金磯弁財天(かないそべんざいてん)……海を守る弁財天がご本尊。本堂には浦島太郎の立派な彫刻も。②21番奥の院・舎心ヶ嶽(しゃしんがだけ)…急角度の坂道。19才の弘法大師が100日間修行をした聖地。若き日の大師が見た同じ景色を。③21番奥の院・黒瀧寺(くろたきじ)……標高760mの絶壁の山頂にあり、山岳仏教発祥の地としても知られる。④22番奥の院・弥谷観音(いやだにかんのん)……弘法大師が岩肌の如意輪観音を見つけ、17日間の厄除け護摩供養をしたのがその起こりと言われる。⑤23番奥の院・泰仙寺(たいせんじ)……今回一番の難所。1188年の薬王寺の火事で、本尊の薬師如来像をこの場所に退避させたことが始まり。無住で、苔むした石段など山寺の雰囲気を充分醸し出している。⑥19番奥の院・取星寺(しゅしょうじ)……地上に厄災を及ぼす妖星を退治した伝承があり、妖星を納めて取星寺が創建された。
※奥の院の選定は、選者により異なりますが、もっとも一般的な場所を選びました。
※納経所が遠く離れたところにあったり、不在だったりなので、すべての納経はできません。
<ツアー料金に含まれるもの>
◎2日間のバス代
◎2日間の昼食代
◎宿泊代(2食付・シングルまたはツイン使用)
◎先達、添乗員同行
<ツアー料金に含まれないもの>
◎ご自宅~徳島までの交通費
◎納経代
◎現地で発生した追加飲料、お土産代など。
<旅行企画・実施>
徳島県知事登録旅行業 第2種60号
阿波観光バスサービス㈱
募集型企画旅行
<受託・取扱>
徳島県知事登録旅行業 第3種162号
(一社)ツーリズム徳島 神山営業所